依存症および大人の発達障害を専門とする静岡市の心療内科・精神科

依存症・大人の発達障害専門
マリアの丘クリニック

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睡眠薬依存症の最新治療

睡眠薬依存症の最新治療

 従来の睡眠薬(ブロチゾラムやフルニトラゼパムなど)はベンゾジアゼピン系(以下ベンゾ系とします)と言われるもので、その作用は簡単に言うと脳の機能を抑制して、強制的に眠くさせるというものでした。シャープな睡眠効果が得られる反面、耐性(徐々に効かなくなってくる)や反跳性不眠(急に止めると全く眠れない)などの問題があり、その結果として睡眠薬依存症になってしまう方も数多くいました。

 また、長期に使用していると、もの忘れが目立つようになるなど認知機能障害と考えられる症状が出現する方もいました。

 それに対して、2020年7月、デエビゴという睡眠薬が発売されました。この睡眠薬の作用機序はベンゾ系とは全く異なるもので、オレキシンという睡眠・覚醒リズムをコントロールしているホルモンを介して、自然な睡眠を増強するというものです。

 これまで、睡眠薬依存症の治療は、半年以上かけて、ほんの少しずつ減薬するなどなかなか困難な面があったのですが、これからはベンゾ系薬物からデエビゴに置き換えることでうまくいく可能性があります(実際、その方法でうまくいっている患者さんが当院に数多くいます)。また、デエビゴのいいところは、自然な睡眠を増強しているだけなので、耐性や反跳性不眠、依存性の問題がなく、もの忘れなど認知機能障害を来す心配もないことです。

ただ、ベンゾ系薬物からデエビゴへの置き換えは、単純にスイッチすればいいというものでなく、元の睡眠薬の半跳性不眠のことも考慮しながら、慎重に行う必要があります。

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